抜歯の判断

tel_bn02.png
24時間ネット予約
お問い合わせはこちら

口腔外科専門医による適切な診断。
抜歯が終わったら、「抜歯後のケア」も準備しております。

抜歯の判断

抜歯をお勧めする方

親知らずが生えている、親知らずが埋まっている状態で痛みがある方

周囲の歯、歯肉などを圧迫、もしくはプラーク残っている場合、歯肉炎・歯周病も考えられます。

痛みがなくとも、親知らずが斜めに生えている方

周囲を傷つけてしまったり、ブラッシングでのプラーク除去が難しいため、むし歯や歯周病を引き起こすリスクが高まります。

ときどき親知らずの周辺が痛むが、数日我慢していると痛みが治まる方

このような状態の方は意外と多いですが、痛みに慣れるに過ぎないため、早期に受診されることをお勧めします。

親知らずの手前の歯がむし歯になっている方

親知らず自身がむし歯、またはこの先むし歯になる可能性が高いといえます。

親知らずの周辺の歯肉が腫れている方

親知らずが原因による可能性がありますが、親知らずを抜歯することでブラッシングしやすくなり、歯肉の炎症が改善へと向かいます。

上または下の親知らずだけが生えている状態で噛み合わせると反対側の歯肉に当たったり、傷つけている方

傷ついた歯肉の炎症が進むと、歯周病を引き起こしてしまうため、抜歯をすることで歯周病の改善、予防につながります。

歯科矯正を考えておられる方

歯科矯正を始めてから斜めに親知らずが生えてきた場合、せっかく矯正した歯が台無しになる可能性があります。親知らずが生えている状態・埋まっている状態に関わらず、矯正前の抜歯をお勧めします。

すぐに抜歯をする必要はないと思われる方(経過観察)

親知らずが完全に歯肉に埋まっている状態で、痛み、違和感のない方

親知らずがまっすぐ、少し頭を出しているが、痛み、違和感がなく、それ以上生えてこない方

※正直に申し上げまして、患者さまご自身で抜く、抜かない、の判断をするのは非常に難しいと思われます。
年齢、歯肉の状態、親知らず以外の歯の状態、親知らずの生え方、噛み合わせ等、さまざまな要素から総合的に抜歯の必要性を判断できるのが歯科医です。
「自分は抜かなくていい」、と決めつけず、一度受診していただければ、正確な判断をさせていただきます。

当院での親知らずの抜歯

当院では、

1「正確な診断」

2「安全、安心の抜歯」

3「抜歯後のメンテナンスまでを含めたトータルサポート」

を大きな柱として抜歯治療を行っております。

1.正確な診断

当院では、難しい抜歯の場合には事前に院内の歯科用CTでの撮影を行います。歯の根の状態までをきちんと把握することで、抜歯の際の力の方向、強さを計算し、より患者さまの負担を少なく――つまり少ない痛みの抜歯を実現します。

2.安全、安心の抜歯

私、院長の浦は、今まで3000本以上の抜歯治療を行ってきました。
数をこなせばいい、というものではありませんが、この経験があったからこそ身についた知識、技術が確かにあります。
適切な力のかけ具合、方向を見定め、短い時間で抜歯を終わらせること。
これらは、高性能のCTや機器を持っているだけでは成し遂げられないことです。

どんなに難しい抜歯であっても、最初から諦めることはしません。
あらゆる方法での適正を見極め、どうしても無理、もしくは患者さまがより設備の整った施設での抜歯を望まれる場合は、私が信頼を置く先生をご紹介します。

抜歯にかかる時間としましては、トータル(麻酔の効く時間や縫合時間を含めて)としては30分~1時間、実際に「歯を引っ張る」時間としては、数十秒~30分を目安としてお考えください。

麻酔の痛みを和らげる「麻酔ジェル」「37°の注射液」「電動機器での注入」

局所的とはいえ、「麻酔」という言葉に不安を覚える方も少なくないかもしれません。
確かに、注射は痛みを伴います。
しかし、当院ではその痛みを少しでも和らげ、安心して治療を受けていただけるよう、3つの痛み対策を立てております。

抜歯の際には局所麻酔を注射しますが、注射が苦手、という方は事前にお伝えください。

針を刺す場所に「麻酔ジェル」(無料)を塗布して、その表面だけを一時的にしびれさせることで、注射の痛みを和らげることができます。

当院では、注射液を人の体温とほぼ同じ37°に温めて注射します。

このことにより、注入時の刺激、痛みを和らげます。

人の手では、どうしても一定の力を厳密に保ちながらの注射はできません。

当院では、電動の機器を使用して、注射液をゆっくり、少しずつ注入することで、痛みを最小限に抑えます。

3.抜歯後のメンテナンスまでを含めたトータルサポート

抜歯さえ終われば鎮痛剤をお渡しして治療終了
――そのような歯科医にはなりたくありませんでした。

親知らずはお口の一番奥に生えているためブラッシングが難しくなります。
傾いて生えている場合は特に難しく、落としきれないプラークによってむし歯や歯周病の危険性も高まります。
これはつまり、その隣の歯も同程度の危険にさらされているということです。

親知らずの隣の歯はむし歯になっていないか、むし歯になっていなくともクリーニングが必要ではないか。
当院では、そこまでを確認させていただきます。

また、当院では抜歯後も定期的に来院していただき、抜歯した箇所のチェックを含めたメンテナンスを受けていただくことをお勧めしております。ご自宅でのケアの方法なども、ご指導させていただきます。

当院で親知らずを抜歯された方が、その後も健康な歯と歯ぐき、健康なお体で過ごされるお手伝いをさせていただければ、と思っております。

抜歯後について

抜歯後の腫れ

「歯を抜けば腫れますか?」という質問をよくいただきますが、簡単に言えば「必ず腫れます」。
親知らずの抜歯では、腫れは避けられません。重度になればなるほど、腫れも大きくなる、というのが一般的です。ただし、腫れを抑えることはできます。

ひとつは技術によるもの。
適切な力で、適切な向きに抜けば、抜歯時の出血を抑えることができ、腫れもいくらかは抑えられます。

もうひとつは、抜歯後の縫合方法。
当院では縫合の方法を工夫することで、腫れを抑えることも可能です。大きく腫れてしまっては日常生活に支障が出る、などの事情がある方は、一度ご相談ください。

お薬について

抜歯後、2日~4日分の痛みどめと腫れどめのお薬を処方させていただきます。必要がなくなった時点で服用をやめていただいて結構です。痛み、腫れがひかない場合は、追加で処方させていただきます。

翌日~3日後まで

この間に、術後のチェックのために一度来院していただきます。
消毒、腫れの確認、お薬の追加などをさせていただきます。

1週間~10日後

通常、この間に抜糸をさせていただきます。抜歯をした箇所、またその周辺の状態を確認いたします。

抜糸以降

回復が順調であれば、以前と同じ生活を送っていただいて構いません。抜歯箇所の状態によっては、何度か通院していただいて経過観察を行います。

これは抜歯した患者さまだけでなくすべての患者さまにお伝えしたいことですが、定期的な検診は重要な歯科予防のひとつです。
当院では、口腔内チェック、プラークの染め出し、ブラッシング指導、フッ素塗布、PMTC、生活習慣の指導を含めた「定期検診プログラム」を立案、提案しております。こちらもご参考ください。

料金

親知らずの抜歯1本(軽度)レントゲン+抜歯 ¥4,000程度(保険診療)
 (重度)レントゲン+CT+抜歯 ¥7,500程度(保険診療)
24時間ネット予約 お問い合わせはこちら